
2022年11月14日 16:15
第①回カイゼン通信~「カイゼン」とは?
コミュニティ限定
北海道電力株式会社の佐藤と申します。
私からは、ほくでんグループが取り組んでいるトヨタ式「カイゼン」についての
ご紹介や、過去の事例をご紹介させていただきます。
「カイゼン」の楽しさ、魅力が伝わる記事を掲載して参りますので、
よろしくお願いいたします。
~ほくでんグループが「カイゼン」を取り組む背景~
北海道の人口は、全国平均を上回るペースで減少し続けています。
これに伴い電力需要も減少しますが、電力安定供給のため、発電所や送配電線といった
電力インフラを今後とも維持していかなければなりません。
この「電力需要の減少に伴い収益悪化と設備維持」という課題に対応するため、
コスト低減と業務効率化による労働生産性向上を目的に、
2018年12月より、トヨタ式「カイゼン」を導入し取り組んで参りました。
ほくでんグループでは、北海道の皆さまと、ともに輝く明日のために、
これまで培ってきた「カイゼン」を通じて、
持続的な企業価値の向上を図っていきたいと考えています。
(北海道の人口予想)
さて、皆様は「カイゼン」という言葉を耳にしたことはありますか?
今回は、カイゼンとは何か?カイゼンを通じた我々の真の狙いは何か?についてご紹介させていただきます。
カイゼンとは
Step1:業務プロセスを詳細に時間で表現した“見える化”
Step2:そこから見える”「ムダ」の徹底排除”
Step3:カイゼン後の仕事の”磨きこみの繰り返し”による生産性の更なる向上
そして、これらの「生産性向上」のための工夫・苦労を通しての「人材育成」も大きな狙いの一つです。
・カイゼンの本質とは
作業とは、「働き」と「ムダ」で構成されています。
「働き」とは、付加価値を生む行為やお客さま・後工程のためになっている行為を指し、
「ムダ」とは、付加価値を生まない作業や手待ち時間等を指します。
従来の作業を100としたとき、「カイゼン」せずに新しい業務が増えると、
労働者の増員や時間外労働等の労働強化が必要になります。
「カイゼン」の本質とは、作業内の「ムダ」を省き「働き」の割合を高めることです。
・取り組みの目的
(1)仕事の進め方改革を通じ意識・行動の変革(人材育成)
(2)その結果としてのコスト削減・業務効率化のより一層の拡大・充実
(3)(2)成果の再配分を通じた企業価値向上と自律的カイゼンの実現
これらの目的を念頭に、日々考え・改善を繰り返し、
徹底的な原価低減と人材育成を目指し、
全社的にカイゼン活動を取り組んでおります。
弊社は、取り組み開始以降4年間で約2,800件のプロジェクトを
展開しております。
次回以降「カイゼン」の取り組みや、事例についてご紹介いたしますので、
ご覧いただければ幸いです。
「カイゼン」の取り組みにご興味が湧きましたら、
コメント欄または、メッセージにてお気軽にお問い合わせください。
北海道電力株式会社