
2022年7月19日 15:00
2022年7月28日 8:20
ON-SITE Xの人と想い
こんにちは!ON-SITE Xコミュニティマネージャーの小松です。
今回は、建設会社とスタートアップのマッチングコミュニティーON-SITE Xの人に焦点を当てていきます。
もしまだご覧になっていなければ、当コミュニティのミッションに関する記事もご覧ください。
コミュニティオーナー 河田 亮一
1977年静岡県三島市生まれ。三島市立中郷中学校卒業後、留学。高校時代をアメリカ、スイスで過ごす。一橋大学経済学部卒業後、株式会社リクルート、三井住友銀行勤務を経て、2007年 加和太建設株式会社に入社。2015年10月 代表取締役就任。
コミュニティ立ち上げに至るまで
コミュニティの立ち上げの説明のためまずは、私が代表取締役を務める加和太建設について少し話させてください。
加和太建設は祖父が興した会社で、私は父から事業を継承しました。経歴に高校から留学とありますが、決して格好いい理由ではなく、幼いころから「継ぐことが当たり前」のように周囲が接する状況から逃げ出したかったんです(笑)
その後、さまざまな人生経験を積んだうえで、両親への恩返しのつもりで、短期間のつもりで加和太建設に入社しました。そこで、「絶対に継ぎたくない」とさえ思っていた会社を継ぐ決断にもつながる出会いがありました。
それが、当社の土木の現場社員達の仕事と向き合う姿でした。
彼らは決して恵まれたとは言い難い労働環境の中、地域の人の生活に必要なインフラを作っていて
災害が発生すると、自分の家族や自分の身の危険を差し置いても現場対応に向かっていく。
その彼らの根底にある想いは自分たちのまちは自分たちが支え守っていくのだという強い矜持でした。
そんな彼らを見て、「この人たちにスポットライトが当たる会社、業界にしなくてはならない」と強く感じ
自ら建設業の経営をしてそのことを実現していこうと決心をしました。
そこからは、まちづくりの産業になるために
建築事業・不動産事業・施設運営事業と多角的に事業を拡げ、いまの加和太建設があります。
そして、このコミュニティの開設のきっかけとなった事業について説明します。
それは2018年に立ち上げたIT事業や、2021年にオープンした起業家支援事業です。
この2つの事業を進める過程で、建設業界にスタートアップの参入を阻む障壁があることがわかり、
その障壁を取り払う可能性を示唆する出会いが大きく後押しをしてくれました。
その背景について詳しくは、弊社のnote記事をご覧ください。
建設業界の可能性を広げたい
私は、地方建設業の生産性向上をスタートアップの力で実現し
その先に、それぞれの会社が地域や社会に対して提供できる価値を増やしていくということを実現したいと考えています。
当社では、もっとまちづくりという領域で本質的な価値を提供できるな会社になりたいです。
ゆくゆくは、全国の建設会社のみなさまとともに、建設ファンドも立ち上げたいと思っています。
建設会社がDXの推進によって資金力をつけ、スタートアップのみならず、新たな事業や地域のための投資を行うことで、建設会社自体が変わっていく。
そのことで、建設業界の本来の魅力や可能性を広げていく、そんな未来を描いています。
コミュニティマネージャー 小松 央美
伊豆出身。静岡県内の大学を2012年に卒業後、東京で印刷会社のメディア制作・マーケティング業務に従事。2018年に地元への引っ越しを機に転職し、加和太建設入社。新卒採用責任者として勤務したのち、現職就任。
モノづくりへのあこがれに動かされてきた
私は小さいころから、モノづくりへのあこがれが強い子どもでした。
革職人だった祖母が実家の1階のアトリエで作業する様子を飽きずに眺めていました。
大学時代にメディアをを専攻していたこととモノづくりに関わりたい思いから、ファーストキャリアとしては印刷会社の企画営業職を選びました。
特殊印刷から、小冊子編集、販促品の企画まで、本当に幅広い経験をさせていただきました。特に企業パンフレットの制作のお仕事では、ビジョンの策定や、課題の言語化から携わるなかで、倍以上の年齢の経営者さまの人生相談にも乗らせていただいたりと、20代は鍛えられましたね。
そのキャリアの終盤で、採用関係の仕事を担当したことをきっかけに、もっと専門的に企業の課題解決ができる人材になりたいと思うようになり、加和太建設に転職しました。
加和太建設は「世界が注目する元気なまちをつくる」と「建設業のあり方を変え、地方から日本を変える」という二つの大きな目標を掲げていて、モノづくりを担う人々を支える仕事ができることに大きな魅力を感じ入社を決めました。加和太建設では、入社半年で新卒採用の主担当を任され採用計画立案からインターンシップや説明会の実施、採用面接まですべてを経験しました。
印刷営業も土木建築採用も非常に厳しい市場・仕事でしたが、それぞれで良い成績を残すことができたのは、皆さまのサポートはもちろんのこと、揺るがないポリシーがあったからだと思います。
そのポリシーとは、「会社の利益よりも相手の夢の実現を優先すること」でした。印刷営業と採用、全く違う職業のように思えるかもしれませんが、お客様や応募者の漠然とした夢や課題をともに言語化し、その実現や解決のための印刷物や職業とマッチングする仕事として私は共通点を感じてました。
志ある人の夢の実現を応援する
私はよくお客様や応募者から「なんでここまでしてくれるの?」と言われるんですよね。
私は夢がある人を応援したくなる性質を持っているみたいなんです。おせっかいなんですよね(笑)
私は、コミュニティマネージャーになるにあたり、自分のキャリアの棚卸し、いまは「志ある人の夢の実現をサポートすること」を人生のミッションにしています。
・コミュニケーションを通じてインサイトを顕在化すること
・ソリューションを提案し具体的な成果に結びつけること
この二つのスキルを活かして、志あるスタートアップやモノづくりの現場の役に立てるのなら、これ以上なく幸せです。
身近な人の役に立ちたい人間なので、コミュニティメンバーの皆さまともっとお会いしたいです!
コミュニティのミッション実現の先に、建設業に就きたいと思う人が増えたら、元採用担当としてうれしいですね。
受注産業で終わらない新たな建設業の在り方が見える日がくることが今から楽しみでなりません。
小松 央美
ON-SITE X運営事務局
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