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2021年10月27日 19:00

【Tailors #6 前編2】コミュニティマネージャーは「他者目線」を持つことが必要

全体公開

今回のTailors(シタテビト)は、コミュニティフリーランス 長田 涼(ながた りょう)さんです!


元々、コミュニケーションを取るのが苦手だったという長田さん。とっても意外ですが、その分、コミュニケーションがうまく取れないメンバーの気持ちがよく分かるというお話も。苦手な人の気持ちが分かると、コミュニティを形成しやすいとお話しされました。



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大塚:皆さん、こんにちは!モデレーターを務めます、大塚 智子と申します。どうぞよろしくお願いします。

今回のゲストも、コミュニティフリーランスとして活動されている長田 涼さんです。長田さん、引き続きよろしくお願いします!


長田:よろしくお願いします!


元々は、コミュニケーションを取ることが苦手だった


長田:僕は、特に学生時代においては、会話だけのコミュニケーションで人と繋がることが苦手でした。僕はスポーツを通して友達を作ってきたタイプで、人と繋がることの重要性は感じていました。

それによって日々の生活が豊かになる感覚は持っていたし、それをどうすればもっと良い形で自分にとって社会にとって還元できるかと考えていました。そんな時に辿り着いたのがコミュニティで、元々の原体験もあったので、コミュニティに目を向けるようになりましたね。


大塚:ちょっと不思議な話かもしれないですけれども、色々なコミュニティーオーナーやコミュニティマネージャーの方とお話ししていて、実は人見知りな方が多いんです。それって、コミュニティをやりたい方の希望になると思っています!


長田:いわゆる陽キャラのような、すぐに友達を作れる人じゃなくて、隅っこにいてその課題を感じている人がオーナーになることが多いなと思っていて。苦手な人の気持ちが分かるので、コミュニティを形成しやすいなという風に感じていますね。そこを僕は持っているかなと思います。


大塚:確かに!自分が取り残された経験があると、同じような経験をしている方をほっとけないですよね。というか気付きますよね!


長田:マネージャーとなると、そこを気付かないといけないと思っていて。他者目線を持てるかどうかがポイントかなと思います。「この人は何を考えてこういう行動になっているのか、逆になぜアクションを取らないのか」をイメージできるかどうかが、鍵になる気がしますね。


大塚:本当に朝まで飲み明かしたいです!(笑)


長田:飲み明かしたいですね!


対話を重視するコミュニティ「Wasei Salon」


大塚:長田さんが運営されている「Wasei Salon」についてお聞きしたいと思います。お写真を見ていると、皆さんとても楽しそうにされているなと思っていて。今でも、皆さんで集まってZoomで会話されるんですか?



長田:そうですね。Wasei Salonはとてもお世話になっているコミュニティでして、基本的にはオンラインコミュニティなのでこんな感じでZoomで集まる機会があります。月に20回くらい集まることもありますね。

これは規模が大きいものなんですけれども、Wasei Salonでは対話を大事にしていて、5〜6人ぐらいで対話をすることがメインの活動になっています。


大塚:5〜6人くらいの人数だと、じっくり話すにはちょうど良いかもしれないですね。


長田:僕も何回もイベントをやってきていますが、しっかり話すことができるのがMAX6人ですね。


大塚:事前に伺ったところ、Wasei Salonさんではオフラインの取り組みも色々とされていてとても楽しそうな印象を受けました。



長田:ありがとうございます!「DENIM HOSTEL float」という岡山県のゲストハウスがあって、ここを運営しているのが「ITONAMI」というデニムブランドをやっている山脇くん、島田くんという方です。彼らはWasei Salonの立ち上げから関わってくれているメンバーです。

彼らに会いに行こうということで、Wasei Salonメンバーに呼びかけて15人くらいで合宿に行きました。ほとんどが東京のメンバーで、新幹線で岡山に行って、夜はみんなでBBQをして、お酒を飲みながらその時は何かしらまた対話をするんですけど…その時盛り上がったのは、「みんなが覚えているエモいCMを集めよう」みたいなことでしたね。とても思い出深いです!


大塚:ITONAMIさん、素敵だなと思っていて勝手に存じ上げています(笑)

新しい商品やブランドを立ち上げようとする時に、コミュニティも一緒に作らなきゃっていう話を聞くんです。コミュニティが1つの活動として認知されているのすごく嬉しいなと思いつつも、自然に出来上がっていくコミュニティというよりかは、事業戦略の1つとして掲げられているケースが多いと思うんですよ。



大塚:ITONAMIさんの写真だったり、EBISUに皆さんが集まっている写真を見ると、コミュニティをやろうぜと言って始めたというよりかは、「その人を好きな人たちが時間を共有することで、もっと愛が生まれている」ような感じを見えました。


長田:そうですね。ITONAMIさんは関わってくださる方を大事にされているブランドで、彼らも何回もクラウドファンディングをやっています。今も「FUKKOKU」というデニムを回収するプロジェクトをやっていて、回収場所が全国に90拠点あって、800本くらいのデニムが集まっているという話を2日前に聞きました!

そうやってできているのは彼らの人間力もそうだし、一人ひとりの関係性を大事にしていこうという誠実さが出た結果だと思っています。それがコミュニティの根本だなと彼らを見て感じていますね。


大塚:こういった写真を見ると外に出たくなりますね…!

お写真を見ると1つずつ深くお聞きしていきたいんですが、何より皆さん良い笑顔ですよね!



長田:懐かしいですね(笑)Wasei Salonの立ち上げ当初は、21人しか参加できないクローズドなコミュニティとしてスタートして、21人中18人くらいが集まった写真です。

メンバーが全員男で、やっていることも全員バラバラなんですけれど、やっていることに対して納得しているし、こだわりを皆さん持っていて。強い想いを持った良い仲間たちなんですよね。彼らと色々なことをやっていった結果、「”働く”を考える」というテーマで、2019年から一般的に広く参加できる状態にしていて、今では130人くらいの規模のコミュニティになっていますね。


大塚:凄いですね、130人も!もう参加したいなと思ってきました。

長田さん、今回もありがとうございました!

次回は、コミュニティマネージャーとしてどのようなことを大切にしているのか。あとは、コミュニティ形成のポイントや、長田さんの考えるコミュニティの価値などを聞いていきたいと思います。

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