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2021年10月27日 19:00

【Tailors #5 後編2】超帰省の取り組みは「信頼関係人口の創出」へ

全体公開

今回のTailors(シタテビト)は、超帰省のコミュニティオーナー 原田 稜(はらだ りょう)さんです!


元々超帰省は、ワクワクする文化を作ることを方針としていましたが、社会的にも意味のある活動にしたいということで、ソーシャルミッションを掲げました。それは、「信頼関係人口の創出」です。友人を介して地方へアプローチすることで、地域への入りやすさや、長期的な関係性の継続に繋げていける、と原田さんは語ります。



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みずの:モデレーターを務めます、みずの けいすけです。よろしくお願いします。

本日は、日本全国を拠点にした「超帰省」のコミュニティオーナーの原田 稜さんにお越しいただいております。引き続き、お話をお聞かせいただければと思います。


超帰省では、共感ポイントの多さがコミュニティの熱量に繋がる


みずの:普段は、Facebookグループでモチベートされているということでしたが、いざ集まった時のテンションの上げ方、保たせ方で意識していることはありますか?


原田:熱量みたいなものはあまり気にしたことがないです。オンラインで交流会を行った時、35人に1分ずつ自己紹介をしてもらったのですが、「〇〇が地元です」と言うと、チャットがめちゃめちゃ盛り上がるんですよ!集まった時のパワーが凄くあるので、熱量については心配してなかったですね。


みずの:自分が頑張って火起こしをしたというよりは、メンバーがそれぞれの想いを燃やしてくださっている感じなんですね。


原田:僕らの活動を見てもらう場があまりないことが課題だったので、こういった交流会を開催することで「コミュニティを作って良かったな、やっていて良かったな」と感じることができますね。


みずの:このグループワークも良いですよね。皆さん、超帰省の想いに共感してくださっているので、凄く盛り上がりそうですよね!


原田:そうですね。1グループに1人ファシリテーターをつけていたんですが、ファシリテーターが必要ないくらい盛り上がっていましたね!(笑)


みずの:様々なコミュニティオーナーの方が「メンバーをいかに自走させていくことができるのか」ということで悩まれていると思うんですが、そういう方々に向けてメッセージや大切なことってありますか?


原田:アドバイスは難しいですが、超帰省には、帰省や地元といった同じ熱量のテーマで集まってくださっている方が多いです。このように、共感ポイントが多いことがコミュニティの熱量に繋がっていると思っています。

同じ出身地や好きなもので意気投合することが、自発的に偶発されることが多いコミュニティですね。


みずの:なるほど、ありがとうございます!


超帰省の取り組みは「信頼関係人口の創出」へ


みずの:超帰省の取り組みに関しては、これからが本番というか、いつ波がグッとくるか分からないので、色々な準備をされていると思います。これからの展開など考えられていることはありますか?



原田:超帰省自体としては、これまでワクワクする文化を作ろうという方針だったんですが、社会的にも意味のある活動にしていきたいので、ソーシャルミッションとして、「信頼関係人口を創出」していきたいと思っています。


みずの:信頼関係人口は造語ですか?


原田:はい、僕らが作った造語です。関係人口は、色々な地域で増やしていきましょうとなっていますが、「そもそも関係人口って何?」と考えた時に、「その地域に想いがある方が増えていくこと」だと思っていて。それを超帰省として作っていけると思っています。

コアアイデアとしては、友人を介することによって、地域と繋げることができると思っていて、「人と地域を繋ぐこと」がまず目指すべきところだと思っています。友人を介することで、地域への入りやすさや、長期的な関係性の継続に繋げていけると思っていますし、そういったものを作るのがコミュニティの持つ役割かなと。コミュニティの核にはアンバサダーの方々がいて、その結果、信頼関係人口を創出するというのをソーシャルミッションとして掲げています。


みずの:ありがとうございます!プロジェクトのお話を伺っていると、自分だったら地元のどこを紹介するかなと考えますね。僕は今まで、色々な人の地元に行ってみたいなという気持ちになったことがないけれど…なりましたね!(笑)こういう気持ちになることってあまりないですよね。


原田:超帰省を無意識にやっている人は意外と多くて、その事象に名前をつけたっていうのは大きいかもしれないです。


みずの:超帰省の面白いところは、そこで過ごした人のストーリーや文脈みたいなエモいものがフックになって、「行きたい」という気持ちを醸成できることだなと思いました。まちづくりとの連結も考えられているということですよね?


原田:そうですね。「拠点を通してどのように町が良くなっていくのか、その町と定期的に一緒に取り組みたい人が出てくるのか」といった課題については、その地域に対する想いや考えを持っている人をその場所に送り込むことができると思っています。その場での交流によって、水戸に移住したい人が出てくるかもしれないし、そういう関係性も作れると良いなと思っています。


みずの:どの町も、町を知ってもらうきっかけ作りに試行錯誤されていますが、超帰省はその点に寄与できそうだなと思っています。また、その町にどっぷりと浸かるツールとしてもとても素敵だなと思っていました。

超帰省プロジェクトは、これからももっと拡大していくと思いますが、こんな人と繋がりたいというところを教えていただきたいです。


原田:超帰省プロジェクトをどんどん進めていく、付いて行くみたいなトリッパーと繋がりたいと思っています。「〇〇やります」と言った時に、必ず付いて来てくれるインフルエンサー的な人とどんどん繋がっていきたいですね。


みずの:ありがとうございます!これからもどんどんビジョンを伝えていくにあたっては、「実際にやってみたらこうだったよ」という実例が力を持つなと感じました。コロナが落ち着いて、実際に旅ができる時期になって欲しいなと思っています。

本日は、超帰省についてのお話を原田 稜さんに沢山お伺いして参りました。ありがとうございました!


次回ゲストのご紹介


みずの:さて、このTailorsでは次回にご出演いただく方のご紹介もお願いしていますが、次はどのような仕立て人にお会いできるんでしょうか?


原田:超帰省で高知のアンバサダーも務めていただいている、和田 早矢さんという方をご紹介します。

彼女は「NEXs Tokyo」という全国のスタートアップ支援プログラムを組んでいるメンバーであったり、本業では不動産や建築関係の空間を使ったコワーキングスペースの運営としてコミュニティプランナーをされていたり、多様な場面でのコミュニティについてお聞きできるかと思います!


みずの:和田さんのどこが素敵だなと感じますか?


原田:高知県愛が凄くて、彼女の言葉を聞くと本当に高知に行きたくなります(笑)


みずの:アンバサダーにぴったりですね!


原田:そうですね。かなり難しいコミュニティの運営もされているので、コミュニティの関係作りのヒントが沢山出ると思って、ご紹介させていただきました。


みずの:ありがとうございます!和田さんのお話を伺えるのをとても楽しみにしています。皆様、次回もご期待くださいませ。

今回は、日本全国を拠点にした超帰省のコミュニティオーナー、原田 稜さんにお話を伺いました。ありがとうございました!


原田:ありがとうございました!

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